REPORT
完了報告書の書き方と、写真台帳の型
更新: / テモト・坂井友哉
冒頭3行で工事内容を伝え、写真は着手前・隠れる直前・片付け後の3段階で残します。
このページでわかること
- 完了報告書に載せる7項目
- 施工前・施工中・施工後の撮り分けの基準
- 写真台帳の枚数とファイルの整理の仕方
- 報告書が溜まる本当の原因
REPORT
更新: / テモト・坂井友哉
冒頭3行で工事内容を伝え、写真は着手前・隠れる直前・片付け後の3段階で残します。
このページでわかること
結論:7項目です。多くしすぎると出す前に止まります。
この7項目の前に、3行だけ結論を置きます。「浴室の給湯配管を交換しました」「壁内の旧配管は撤去済みです」「試運転で漏水がないことを確認しました」のような書き方です。施主が全ページを読む前提にしないことが、読まれる報告書の条件になります。
結論:作業の区切りではなく、「見えなくなる直前かどうか」で分けます。
施工前は着手前の状態です。施工後は片付けが終わった状態です。判断が難しいのは施工中で、ここは「これから隠れる部分」を撮るタイミングだと考えると迷いません。
この3つは撮り直しがききません。逆に、道具を並べた写真や作業風景は、あとから代替がききます。優先順位を間違えると、報告書を作る段になって「肝心の写真がない」ことになります。
定義:ここでいう施工中とは、時間軸の中間という意味ではなく、完成後には確認できない状態のことです。
結論:1枚に1つです。全景と近景は分けて撮ります。
1枚に複数の作業が写っていると、台帳に貼るときにどちらの説明を書くか決められません。結果として説明が「作業状況」のような当たり障りのない一行になり、報告書の価値が落ちます。
実務では、同じ対象を全景1枚・近景1枚の2枚組で撮ると台帳が組みやすくなります。全景で場所を示し、近景で何をしたかを示す形です。
各写真に撮影日と一行説明。8枚以上は小さくなり、印刷時に判別しづらくなります。
100枚超は施工前・施工中・施工後で章を分けます。
結論:現場ごとにフォルダを分け、その日のうちに3つへ仕分けます。
最後の一行が一番効きます。数日たつと、どの写真がどの工程だったか思い出せなくなり、仕分け自体が止まります。止まった写真は台帳にならず、報告書も出せません。
結論:撮影ではなく、事務所での仕分けと貼り付けです。
写真を撮るのは現場でできます。数十秒の作業です。一方で、仕分けて、選んで、台帳に貼り、説明を書く作業は、事務所で座らないとできません。現場が終わってから机に向かうまでに時間が空くほど、この工程は溜まります。
現場に出ながら経営もする会社では、この作業が代表か職人に集まります。現場が増えるほど溜まり、溜まるほど手をつけにくくなる、という構造です。人を増やさずに解くなら、仕分けと貼り付けを社外に出すのが早い、というのがテモト自身の結論でした。
結論:写真をLINEで送っていただければ、報告書の下書きまで作ります。
スタンダードプラン(月49,800円・税別)に、完了報告書の下書きが月3件まで含まれます。現場でLINEに写真を送っていただければ、施工前・施工中・施工後に整理し、写真台帳つきの下書きを作ります。
作るのは下書きまでです。数量や現地の条件はお客様からの情報にもとづくものなので、最終確認と発行はお客様名義で行っていただきます。下書きに誤りがあった場合は無償で直します。
ご契約前に、1現場分の写真(5〜20枚)から写真台帳つきの報告書の下書きを無料でお作りしています。実物を見てから決めていただけます。
工事名と場所、期間、実施した作業の内容、使った主な材料、施工前と施工後が分かる写真、担当者名と発行日です。冒頭に「何をどこまでやったか」を3行で書くと、施主が最初の画面で理解できます。
A4横で1ページ6枚が実用的な下限です。8枚以上にすると1枚が小さくなり、何が写っているか判別しづらくなります。1枚ごとに撮影日と一行の説明を付けます。
着手前、隠れる直前、片付け後の3タイミングで撮ります。とくに下地や配管など、あとから見えなくなる部分は「隠れる直前」に必ず撮ります。ここだけは撮り直しがききません。
写真を撮る工程ではなく、仕分けと貼り付けの工程です。撮影は現場でできますが、仕分けは事務所で座らないとできません。この工程を後回しにすると、現場が増えるほど溜まります。
結論:見積の話なら内訳のページ、預ける範囲を知るなら現場事務局です。